4月に行われた関東大会予選を持ちまして高校3年生(80期)の8名が引退しました。関東大会出場を目標に掲げ、コツコツと自分たちのできるバレーを伸ばしていったように思います。個人としてもチームとしても着実に成長していく姿を見せてもらえたことが何よりも嬉しく、君たちとのチーム作りは今後の基盤となっていくことでしょう。
思い返せば様々なことがありましたね。発足当時はコート内での喧嘩が毎回のように勃発し、いつも誰かが怒っている。8月に行われた全日本予選ではチームの柱がバカンスに出かけており不在。各大会をあの手この手で乗り切り、入部間もない選手がコートに立つことも当たり前のようにありました。頭を悩ませた一方で君たちならどんな苦境でも何とかなるだろうと思えていたことも事実です。
君たちなら東京都ベスト16に入れる、そう真剣に考えていました。でもあと少し足りませんでしたね。良い試合をすることとそのまま勝ち切ることの間には大きな壁があり、強く実感したことと思います。叶うのであればもう1年このチームで闘ってみたかったと感慨にふけることもありますが時間は待ってくれないようです。
新チームは始動し、君たちも将来に向けて一生懸命になるタイミングを向かえています。新チーム(81期、82期)には君たちの作ったものが受け継がれていますよ。引退して初めて立派な先輩だったと気づかされました。君たちにも桐朋バレー部で過ごした経験や学びが受け継がれていってほしいなと思わずにはいられません。
ぜひバレーボールを続けてみてください。そして色々な話を聞かせに来てください。OBとして君たちに出会えることを楽しみにしています。君たちと過ごした時間を誇りに思います。陰ながら応援しています。 バレー部顧問